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No.117 講師料が安いと手を抜くか?

2020.11.01

同じ研修を頼んでも研修会社の見積もりはピンからキリまで値段がバラバラ。一体、相場はどのくらいなのか?高い研修会社に頼んだら、それだけ研修効果は高いのか?研修担当者が悩むところですね。

結局のところ“やってみないと分からない”のが研修の世界なので、おのずと懇意にしている研修会社や馴染みのある会社名、自社と『格』があう研修会社とお付き合いするケースが多いようです。「有名な研修会社だから大丈夫だろう」と思いがちですが、実はそうとも言えない理由は『知名度の高い会社だからと言って当日担当してくれる講師の質は担保できない』から。

研修講師は通常何社もの研修会社からの引き合いを受けています。当然のことながら有名な研修会社からの依頼は実績と箔が付くの多少難しい案件でも請けるのが一般的。では、講師料が安い中小の研修会社からの依頼は断るか?と言うと、実はそうでもなくて(そこの研修会社との関係が良好であれば)基本的に話しがあれば多少の講師料が低くても請ける講師は数多くいます。

加えて大手の研修会社に高い研修費用で派遣してもらう時も、リーズナブルな値段で中小の研修会社から派遣してもらう時も、研修の依頼内容や対象となる受講生層が同じなら基本的にカリキュラムは変わりません。「でも、中小の研修会社からの依頼は講師料が安いから、その分は力を抜くんじゃないの?」と心配される研修ご担当者も居られるかも知れませんが、講師は「あの講師、下手だね」などのネガティブな評判が立つことを極端に嫌がります。なので依頼を請けたら講師料が安いからと言って、力を抜くことは、まず「ない」と思って良いでしょう。

すべての講師がそうだとは言えませんが、研修講師やセミナー講師は真面目な人が多いもの。講師料の高い低いに関わらず演台に立つと俄然張り切ってしまい、受講生の知識やスキル向上を最優先して一生懸命に講義をする人が多い様です。