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No.116 なくなる仕事。

2020.10.25

瞬時に複雑な計算をする、何年たっても劣化しない記憶と記録、正確で迅速なアウトプット…これらは人間よりもコンピュータが得意とする分野。そこに加えて、顔認識や膨大なデータから未来を予測するなどデジタル化はますます進んでいきます。それに伴い、企業の中にもなくなる業界やなくなる仕事がどんどん発生しています。

昔は筆耕と言う仕事がありました。百貨店には熨斗紙の名前を書くために専門の筆耕担当者が在席していましたが今はほとんど姿を消したのではないでしょうか。「指示された通りにキレイな字を書く」と言うのはパソコンが得意な分野だからでしょう。

そういえば、2013年7月に発売された週刊現代の「経済からの死角」で、“2020年になくなる仕事”と言う特集記事がありました。そこには、今後のデジタル化やAIによって2020年に生き残る会社、なくなる仕事の“予想”が掲載。一例を挙げると、受付、案内係、オペレーター、コールセンター、訪問型営業、新聞配達員、プログラマー、郵便配達員、レジ係、電車の運転士・車掌…など、など。

2020年には完全になくなってしまった…と言う職種はないものの、新型コロナウイルスによってオンラインでの打ち合わせや商談がベースになってくると外務員と呼ばれる訪問型営業のニーズは精鋭化されボリュームは減ってくるかもしれません。また、大手のスーパーなどでは『セルフレジ』が有人のレジと併設され、顧客自らがレジで機械を相手に精算をしています。電車の運転士もリニア新幹線をはじめ。今後は若手人材の不足もあって減少していくのでしょう。

人材育成、従業員教育の現場においても5年後、10年後を見通したとき、どの職種のどの人材を長期にわたって育成していくのか?無駄な時間と資金の投資を人材育成に行わないように、今後は長期的な目線で計画をたてなければならない難しい時代に突入です。

当社では将来の長期ビジョンに立った人材育成・社員教育についてもご相談に乗っています。

「これから、どんな育成計画を立てればよいのか…」で悩んだ時も、ぜひご連絡ください。