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No.030 研修プログラムをつくりたい

2019.04.28

研修は数分から数十分の講義や演習、ゲームを中心とした『セッション』。
セッションがいくつか集まって、一日の『カリキュラム』。
一日のカリキュラムを何日か集めた集合体を『プログラム(=スケジュール)』と、言うように3段階に分かれます。

 

例えば、4月1日から4月5日までの新入社員研修に例えると、4月1日は入社式と社会保険手続き、明日からのスケジュールや諸注意。2日は外部講師によるビジネスマナー研修。3日は社内各部門責任者による部署の紹介。4日は報告・連絡・相談やPDCAなどの仕事のすすめ方研修。5日は工場見学・・・としましょう。この5日間一連が“プログラム”であり、ビジネスマナーでは一日かけて何をするか?が、“カリキュラム”となります。そして、あいさつ、敬語、名刺交換、電話応対などのビジネスマナーひとつひとつが“セッション”となるわけです。

研修をつくる(構築する)にあたり、セッションもカリキュラムもプログラムもすべて大切ですが、まずはおおまかな研修プログラムをつくりましょう。つまり、従業員育成のための目的から、ゴールである目標を定め、そのために今回の研修プログラムで何を、どこまで到達させるかと言う従業員育成の背骨にあたるものです。このプログラムがしっかりしていないと、例えば敬語の勉強をする前に報告・連絡・相談の研修を組んでしまうなどと言う事態が起こります。“上司への報告や先輩への連絡のやり方を学ぶ研修なのに、そもそも敬語の使いかたを知らない・・・などと言うことにもなりかねません。

クライアントに時間的、人員的に余裕があればプログラムを人事担当者が作成することも可能ですが、日常業務をこなしながら研修プログラムを作成するのは膨大な時間がかかります。ここは、できれば研修会社のプランナーやコンサルタントのちからを借りたいもの。いちど、この段階から自社でお付き合いしている研修会社に相談してみてください。もちろん、研修会社の営業担当者が営業だけでコンサルティングのスキルがないと、プログラムをつくることができませんので、普段から人材育成のプランニングやコンサルティングのできる研修会社とお付き合いすることが大切です。
 

研修はらせん状に弧を描きながら少しずつ従業員のスキルを上げることが大切。そのためにも、ぜひ良きパートナーとなれる研修会社とお付き合いください。


当社では、研修だけでなく経営者の育成方針や人事制度に則った研修プログラミンを構築することも可能です。ぜひ、一度ご相談ください。