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No.006 研修受講中の携帯電話

2019.01.19

基本的に受講中の携帯電話を受けるのは禁止すべきでしょう。

 

昨今、会社支給のスマホや携帯電話が当たり前になってきました。そのせいか、研修時間中でも「もしもし…」と言いながら、教室を出ていく受講生を多く見うけられます。私たちも事前の打ち合わせで、受講中の携帯電話の応対はどうしましょうか?と尋ねると事務局の方も渋々OKされているケースが多いようです。たしかに営業の方や、クレーム対応真っ最中と言うかたもおられるでしょう。昔のように固定電話なら“席外し”で休憩時間中に折り返し…が今は直接携帯電話にかかってくるので、断りにくいという状況も理解できます。この電話を逃したために失注した…なんてこともあるかもしれません。

 

業種や職種にもよるかもしれませんが、この研修時間中の携帯電話、よく退席されるクライアントと、ほとんど携帯電話による退席のないクライアントと極端な印象を受けます。

 

携帯電話の応対でよく退席されるクライアントは、良い意味でお客様ファースト(お客様優先)の企業様が多いようです。ただし、言い換えるとお客様と言うキーワードがあれば、なによりもお客さま対応が優先されてしまう風土。もしかしたら、社内会議中でも「もし、もし…」と退席されているのでは?と思います。反対にほとんど退席のないクライアントは、良い意味で研修の大切さを会社全体で共有し、留守番電話→休憩時間に折り返し掛けるがあたりまえ。お客様にも「明日は研修で終日対応できないので、なにかあれば〇〇に伝えておいてください」と仕事をコントロールしている印象を受けます。

 

たかが携帯電話、されど携帯電話。対応の是非は一概には言えませんが、これを機会に会議中や研修時間中の携帯電話応対を一考してみるのも良いかもしれません。なお、研修中の携帯電話対応の可否は、研修当日朝のオリエンテーションではなく、事前の研修案内で伝えておくのが効果的です。