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NO.136 従業員の個室化(2)

2021.03.14

前回のお役立ちコラムで、昨今のテレワーク化において私たちに何が起こっているのか?を考えた時に、それは従業員の個室化が起こっているとお伝えしました。

従業員の個室化

つまり、社長や重役が社内に個室があるように、私たちにも(設置されている場所こそ会社所在地ではないものの)自宅やサテライトコワーキングスペース、電車や新幹線、飛行機の中、カフェなどのワーキングスペースをはじめとした「自由空間(=個室)」の中で業務を行っているような状態。当然のことながら、社内で日常的に発生する不要な雑談や電話応対などから解放されて、集中して仕事ができるというメリットがあります。通勤が不要になり、通勤時間と通勤ストレスの軽減、通勤のための衣類が不要になるなど仕事の準備が効率化できることについで、余計な雑念や雑音、雑談に邪魔されずに自分のペースで業務遂行ができるのは、テレワークの大きなメリットとしてあげられます。

その反面、周囲とコミュニケーションを取りたくても簡単にやり取りが出来ず、なんでもネット上でオフィシャルなやり取りを行わなければならない、相手の顔や表情が見えないことによる不安、テキスト上でのやり取りで上手に意思や想いが伝わるかどうかの不安など、コミュニケーション上の問題点も多くあげられます。加えて、上司からすると職場のように目の前に部下が居ないので、部下に対する評価がしづらい、更には評価の仕方が分からない…と言った悩みも多く、当社に寄せられる研修案件にも「リモートワーク解決研修」と題する依頼もいくつか頂戴するようになりました。

ここで評価する側も、評価される側もしっかりと認識を変化させなくてはならないことがひとつあります。

(次回に続く)