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No.123 ハイブリッド型研修

2020.12.13

いつからか、会場でリアル対面型研修を行いながら、その様子を会場に居ない遠方の受講生にオンラインで試聴させる研修パターンを“ハイブリッド型研修”と呼ぶようになりました。

本来のハイブリットの意味を辞書で調べても、このような形態での研修を「ハイブリッド」とは言わないのですが、何となく分かり易いので巷では良く使われているようです。

ひとくちにハイブリッド型研修と言っても、講師がリアル対面型研修を行いながらその様子をカメラで撮影して、遠方の会場で受講すると言うパターン。その遠方での会場もひとり一台のPCを使って受講する、拠点に何人か集まって一台のPCで受講する(画像は投影したり大きな液晶モニターを使ったり)するパターン。講師と受講生との接触を避けるためにメインの受講生は一会場にいるものの、講師や事務局の身別の部屋から講義を行うものなど受講のパターンが飛躍的に増えました。

研修ではなく、講演会やウェビナーなど一方通行で情報を発信するのであればどのような形態で受講しても問題はないのですが、ハイブリッド型の場合はブレークアウトなどの“受講生同士がやり取りする”セッションをどのように実施するか?が問題です。同じ会場で数名いるのであれば受講生同士でやり取りすることも簡単ですが、遠方のある会場には数名、他の会場にはひとりずつ…などの状況が数多くあります。

今はまだ、このような状況下でも研修をどのようにして実施するか?に重点が置かれていますが、研修に大切なことはその効果がどこまであるか?です。このような状況下でも「とりあえず」の状態から「研修成果を最大限に引き出す」ことを業界全体で考え、お互いに共有しあいながら進行することが大切な時期に来ているようです。