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No.014 質疑応答の時間は設けるべきか

2019.03.07

講演会の場合、トークの終わりに質疑応答の時間を設けるのが通例です。

 

講演会の場合は、トークが60~80分、その後の質疑応答が20~30分など、はじめから質疑応答の時間をとって案内しているケースが多いようです。

 

ただし、講演の場合には時々“困った聴講者”がお越しになります。

 

  ー延々と自分の個別事情について質問される方。
  ー今回の講演会の感想を長々と述べる方。
  ー直接講演内容と関係のない社会問題を質問する方・・・などなど。


また、先生が返答したことに対しては「ありがとうございました」と言って次の人にマイクをバトンタッチするのが聴講の礼儀ですが、先生の返答に対して、再質問する聴講者の方もおられます。司会をプロの方にお願いすると、こう言う質問者をじょうずにさばいてくれるのですが、主催者が司会をされている場合はこのさばきがうまくできないため、他の聴衆は延々と聞きたくない質問者と先生とのやりとりを聞かされ続けることになります。

 

もし、司会を主催者がおこなうのであれば質疑応答の前にいったん講演を切るとよいでしょう。「いったん、ここで終了とさせていただき、この後はご質問のある方の質疑応答の時間とさせていただきます」と、ひとこと言えば、多くの人は帰るきっかけができて席を立ちやすくなります。飲み会の“中締め”のようなものですね。あと、質疑応答の時間で「待ってました!」とばかりに一番に挙手する人は“当てない”と言う司会者も居られます。「質問は、最後のおひとりとなりました」と案内したあとに…と言う裏技もあるようです。

 

研修やセミナーの場合は特に質疑応答の時間を取る必要なないと思っています。研修は自社のために研修を実施しているため、質問のある人は休憩時間に講師に聞きにきています。セミナーも同様で、質問のある受講生はセミナー終了後に質問しに来ます。時には数名が列を作って順番待ちすることもあります。

 

質疑応答の時間が取れなければ、後ほど事務局で質問をまとめていただいきメールで送ってもらえると、多くの講師はちゃんと返信してくれます。