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No.079 講師は演台かテーブルか

2020.02.02

会場は演台で用意するかテーブルで準備するのか?これは事前に研修会社に対して聞いておきたい項目です。

 

講演の場合、演者は演台で進めるケースがほとんど。大きな会場であれば聴講者より一段高い舞台があって真ん中にスクリーン。演者は舞台の端か、1000人以上入場できる大会場ならステージ中央の大演台で60分か90分間講演する…と言うのが一般的。演者は有名人かテーマに沿ったその道の博識者が多く、講師ではなく“来賓”や“先生”と言う扱いが多いでしょう。

 

一方、研修の場合は受ける側も聴講者ではなく“受講生”と言う立場。一クラスも最大で40名ぐらいまでで、時間も半日や一日研修がほとんど。前に立つひとも来賓ではなく、伝えるプロである“講師”が担当します。講演の場合、聴講者は『聴く』のが主体ですが、研修の場合は『学ぶ』のが主体。そのために、講師の話を聴くだけでなくグループで討議したり、演習やゲームをしたり。事前課題や事後課題があるのも研修の特徴です。

 

当然、研修中に使用する資料の種類や枚数も多くなりゲームなどのアクティビティや演習が増えるとそれらを置くスペースも必要です。講師は受講生とコミュニケーションを取るために受講生に話しかけ、ディスカッションに加わるシチュエーションも多くなります。おのずと講師が演台に居る時間は少なくなり、『動き回る』ことが増えてきます。

 

そうすると、狭い演台をご準備頂くよりも、より多くのスペースが取れる『テーブル』を準備して頂く方が助かります。そのテーブルも、前方正面の中央に準備した方が良い場合もあれば、講師は前で話すのでテーブルは会場の隅の方に…と言うリクエストもあるのです。

 

「今回の講師は、演台で準備した方がよいですか?それとも、テーブルで準備しましょうか?テーブルであれば、全面の中央に設置するか袖に準備しましょうか?」

 

研修の場合は研修会社の営業担当から講師の演台について話しが出てこなければ、こちらから聞いてみてください。そうすれば、研修開始前に講師席をごたごた、ガタガタ移動させる必要もなくなりますね。