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No.076 講師がインフルエンザに罹った

2020.01.12

インフルエンザの患者数がピークを迎える1月~2月。研修講師は体調管理に細心の注意をはらいます。プライベートではうがいに手洗い、なるべく疲れないように睡眠時間を十分に取り、外出時はマスクで防御。なるべく満員電車を避けて早めに会場入りするなど、涙ぐましい努力をしています。しかし、講師だって人間です。インフルエンザに罹る可能性がゼロとは言えません。もし登壇講師がインフルエンザに罹ったり、講師が急病で登壇できなくなったら場合はどうしたらよいのでしょうか。

講師は代役のききにくい仕事です。研修直前までクライアントと詳細の打ち合わせを行い周到に準備しています。なにより、提供しているコンテンツは講師保有のものがほとんど。急病になったからと言って簡単に講師はバトンタッチする事が出来ないのです。

では、研修直前に講師のインフルエンザが判明した時はどうしたら良いのか?

まず、コンテンツの問題はあるものの、研修会社は全力で替わりの講師を探すべきでしょう。それでも見つからなければ…クライアントとの協議の上で、研修は中止せざるを得ません。講師がインフルエンザである事を承知で登壇させて、その事が原因で受講生に広がってしまったのなら、今度はクライアントの事務局の管理責任にもなってしまうからです。中止の場合は研修会場に集まった受講生の交通費や宿泊費、貸し会議室の料金などは、研修会社が負担しなければなりません。

こういう不測の事態を避けるために、クライアントはできるだけ数多くの講師と契約している研修会社と契約するのが無難ですね。もう一点、不測の事態に備えることのできる研修会社があります。それは、クライアントの代表もしくは営業担当者が講師を務めることができる会社。例えば財務や法務、社会保険などの専門性を中心に研修を行う研修会社であれば代表がこの分野での講師経験がある企業が多いようです。イザと言う時に「代わりに、私ができるので大丈夫ですよ」と言ってくれる研修会社は心強いものです。